エジプシャンマウは、世界でも数少ない**希少猫**として知られるエレガントな猫種です。自然発生的に誕生した数少ない純血種で、その起源は古代エジプトにまで遡るといわれています。神秘的なルーツと美しい外見から「**珍種の宝石**」とも呼ばれ、世界中の猫愛好家の憧れの存在です。最大の特徴は、被毛に浮かぶ**スポット模様**。これは人工的な交配ではなく、自然の遺伝で生まれる極めて稀な模様です。毛色はシルバー、ブロンズ、スモークの3種類が公認されており、光の加減で輝く毛並みはまるで高級絹のよう。さらに、抜群の運動能力としなやかな体つき、活発で知的、かつ飼い主に深く甘える性格が魅力です。世界的にも繁殖頭数が少なく、日本国内ではブリーダーも限られているため、まさに**レア猫**を探している方には理想的な存在といえるでしょう。希少価値の高さと美しさを兼ね備えたエジプシャンマウは、一生に一度出会えるかどうかの特別な猫種です。

残念なことに混血種が売られている背景

近年、SNSやネットショップの普及により「珍しい見た目の猫」や「希少猫」といったキャッチコピーで販売される猫が増えています。しかし、表示されている猫が必ずしも純血種であるとは限りません。ブリーダーやショップの中には、純血ではない混血種を「レア猫」として高値で販売するケースがあります。先日も某大手ショップのサイトにも明らかに混血種だろうと思われる猫が多数出典されていました。

その理由

繁殖コストの削減
 希少猫の純血種は親猫の購入や血統維持にコストがかかるため、別の猫種との掛け合わせでコストを下げるケースがあります。
外見が似ていれば売れる
 エジプシャンマウのようなスポット模様は、ベンガルやオシキャットなどとの交配でも生まれるため、外見だけ似せて販売できてしまいます。
血統管理の不十分さ
 日本では猫の血統登録制度が犬ほど厳格ではないため、混血が純血として扱われるリスクがあります。

飼い主ができる対策

信頼できるブリーダーから迎える
価格だけで判断しない(希少猫は安すぎても要注意)